コンフェクショナリー・コオロギ

株式会社ECOLOGGIE
パートナー

株式会社ECOLOGGIE

コオロギの養殖生産からコオロギを活用した食品、飼料の開発・製造・販売を行っている株式会社ECOLOGGIE(エコロギー)。代表の葦苅晟矢さんは、早稲田大学で食用コオロギの研究に取り組み、その成果をもとに大学発ベンチャーとして2017年に同社を立ち上げました。現在は、カンボジアに拠点を置きながらコオロギの利活用を広げています。

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コオロギを「食品」として考える 大学での研究から創業へ。 そもそも、なぜコオロギを研究対象として選ん だのでしょうか。

「私は『食』に興味があり、主体的な生産者になりたいと思っていました。コオロギなら自宅でも育てられるし、いつでもどこでも作れるタンパク質になります。そう考え始めた2014年前後は、国連でも昆虫食に注目する流れがあり、食の選択肢として本格的にコオロギに目を向けました」と葦苅さんは振り返ります。自分で数匹のコオロギを飼育し、加熱して食べた時、味の美味しさから食材としての可能性を確信したといいます。

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コオロギでマイクロファイナンス?

2019年、エコロギーはカンボジアへ進出しました。カンボジアは、コオロギの生産拠点として気候や風土が適しており、昆虫食の文化が残っているのです。
「現地の農家さん約50人とコオロギを生産・加工し、消費者へ一気通貫で取り組んでいます。コオロギの飼育は計画が立てやすくスモールスタートで始められ、農業の副業としても安定した収入になるので、経済の安定から子どもたちの教育に繋がり、社会に循環できればと考えております」と葦苅さんは語り、コオロギを通じたマイクロファイナンスの仕組みづくりにも励んでいます。 
コオロギの飼育に興味を持つ人は増えつつある一方で、作り手によって品質にばらつきが出ないよう、クオリティコントロールをしっかり行うことが重要と気づき、餌のレシピや餌を与えるタイミングを指導することで標準化を目指しているそうです。

エコロギーのコオロギは食べごたえがある

日本では、まだまだ昆虫食に取り組む企業が少なかった頃、MNHとエコロギーはやりとりを始め、2021年に満を辞して「未来コオロギラボ・コオロギ食べくらべキット」を販売します。エコロギーの生産する質の高いコオロギの中でも、ジャマイカンコオロギは、味の違いがわかりやすく、身がしっかりして食べごたえがあり、味の比較に適してました。MNHはそこに面白さを感じたのです。
食べくらべキットの次に開発する商品を検討する中で、おやつのように食べられる美味しい食品は広まりつつあるので、いかに食卓に上げていくかが課題であると双方の意見が合致しました。
さらに食として栄養面でも役割を担えると考えており、鉄分や亜鉛、ミネラルなど妊婦さんに必要な栄養素を摂取できるので、カンボジアで実験的に病院食として配布しているとのこと。他にも、アスリートに必要なタンパク源として栄養士を通じてカンボジアのサッカー代表団にも食べてもらっているそうです。

葦苅さんは「これからは毎日食べたくなるコオロギ食品を考えていきたいですね。無理せず、強要せず、正しく消費者の行動を変えていけたらと思っています」と、コオロギと食の未来に目を向けています。

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